いちご

那須町千振

畠山 奈々子さん

いちご農家

想いとつながりを受け継ぐ農業の素晴らしさを大切に

就農のきっかけ

「自分が継がなければ、家業がなくなってしまう」という決断

自分が継がなければ、両親が築いてきた「百姓はたけやま」がなくなってしまうと思ったことがきっかけです。それまで手伝いは楽しいけれど、職業にしたいと考えたことはありませんでした。しかし、農業系の大学で勉強するうちに、前向きに考えるようになりました。大学で所属していた研究室に、両親が栽培した夏秋どりいちごを持っていった時、先生や友人に「珍しいね」と言われたことから、このいちごについて学び、自分で栽培したいと就農を決めました。

私のチャレンジ

就農1~2年目から工夫を重ねて規模を拡大

研修後、両親の経営を一部引き継ぐ形で、夏秋どりいちご「なつおとめ」の栽培を始めました。就農1年目、2年目に規模を着実に拡大しています。現在のハウスのうち一棟は、就農してからいちごの売り上げで購入したものです。今の規模でうまく作業をこなすことができたので、来年はハウスをもう一棟増やしたいと考えています。

また、私の栽培したいちごを使ってくださるお客様のためにも、収量を安定させ、新鮮ないちごを届けることを意識しています。農産物なので、収量はどうしても天候に左右されやすいですが、栽培方法の見直しや、ハウスごとに定植時期をずらすなど工夫をしています。

農業ってこんなところが面白い

毎年の発見とチャレンジ。そして達成感。

年に一作しかできないこともあり、毎年違う発見があります。また、それを生かして次の年にやってみたいことに色々と挑戦できることが楽しいです。基本的には直接販売なのでお客様の声を直に聞くことができます。時にはご指摘を受けることもありますが、いちごをおいしいと言ってもらえた時や、ケーキやデザートに飾られているのを見るととても嬉しくなり、もっと頑張ろうと思います。

将来の夢、目標

たくさんの人と繋がる場所である両親が築いた農園を続けていきたい

将来は、「百姓はたけやま」の直売所を改築してさらに素敵な建物にしたいと考えています。

また、いちごと併せて両親の観光りんご園も続けていきたいと思っています。両親が作ってきた「百姓はたけやま」は、たくさんの人と出会うことができ、お客様の声を直接聞くことができる場所なので、残していきたいと思っています。

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