いちご

栃木市西方町

川嶋 真理子さん

いちご農家

農業を「楽しく」「素敵に」発信したい

就農のきっかけ

不安の中でスタートした農業生活

茨城県の非農家に生まれた私が就農したきっかけは、夫の実家が栃木の苺農家だったからです。結婚当時は県外に住んでいましたが、子供の就園を機に栃木に戻ることになり夫が会社を辞めて就農する事になりました。初めの頃は子供もまだ小さく私も体力に自信がなかったため、農業を手伝う事に大変な不安や戸惑いがありました。

私のチャレンジ

家族の努力を無駄にしたくない想いと、とちぎ農業女子プロジェクトとの出会い

最初は苺の箱折りや出荷などの軽いお手伝いから始めました。

そんな日々の中、厳しい暑さや悪天候にも負けず一生懸命農業を営んでる義父母や夫の背中を見て、色々な思いに駆られました。その中でも精魂込めて育てた苺が少しの傷で売り物にならない事がとても残念で、加工に興味を持ち始めました。

それから何かのきっかけになればと「とちぎ農業女子プロジェクト」に参加し、そこで同じ志を持つメンバーや先輩農業女子と出会い農産物を加工し商品化していくプロセスを学ぶ事が出来ました。その中で色々なご縁があり、鹿沼のフレンチレストランの「アンリロ」さんや「TMBファーム」さんとの委託製造が実現しました。

農業ってこんなところが面白い

ネガティブだった農業への印象が180度変わった出来事

内気で心配性だった私が今は販路開拓やマルシェなどに積極的に参加しています。加工を始めて農作業も楽しくなりやりがいも出てきました。

農業は家庭と畑だけの往復の生活だと思い込んでいましたが、様々な場面で普段知り合えないような方々との出会いやご縁があり、切磋琢磨して自分自身も作物のように育てられるものだと実感出来ました。色々な事に感謝し、チャレンジする事の大切さを農業が私に教えてくれました。

将来の夢、目標

ネーミングやデザイン、SNSを使った広報を駆使し、想いをかたちにする

商品が出来上がる工程での目標や意識した事は、県外のお客様にも栃木県のお土産としてネーミングとデザインにする事、ターゲットを女性にしてお洒落な雑貨店に置いてある商品をイメージして仕上げました。その結果素敵なご縁もあり女性が集う可愛らしい店舗に加工品を置いて頂けるようになりました。またインスタグラムでも農園(加工部門)の情報を発信しており、お客様からの注文も受けています。これからも販路拡大や新商品の開発にチャレンジしていきたいです。

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