野菜

宇都宮市上小倉

長嶋 絵美さん

トマト農家

農業とは、自分の発想をカタチにできる クリエイターのような仕事

就農のきっかけ

仲間と出会う中で変化していった想い

主人が就農して数年経った頃、子育てが落ち着いたので、袋詰めなどの仕事を手伝うようになりました。その頃は本格的に農業をやろうとは思っていませんでした。

ママ友に誘われて行った「とちぎ農業女子プロジェクト」に参加して、自分と同世代の女性が農業でそれぞれ夢を持って頑張っている姿に感銘を受けて、農業を通して自分のやりたいことができるのではないかと思い、就農しました。

私のチャレンジ

試行錯誤する中で気づいた「愛されるものをつくりたい」という願い

主人は、大玉トマトの生産者として、新規就農しました。冬場は、二酸化炭素排出削減のため、地下水を使ったウォーターカーテンでの栽培をしています。しかし大玉トマトとは相性が良くなく、そんな時に出会ったのがオランダの中玉トマトでした。そのころ、中玉トマトの生産者は少なく、試行錯誤をしながらの栽培でしたが、年々面積を増やしていき、今では大玉トマトをすべてやめて中玉トマト栽培がメインです。

また、ハウスを増やしたので、新しいハウスの方ではミニトマトの栽培にチャレンジしています。中玉トマトやミニトマトはとても品種が多く、毎年数品種は新しいものを植えて試作しています。自分たちの大切にしている「愛されるものを作りたい」ということを追求するためです。今年からレモンの栽培も始めました。果樹栽培は、初めてなので不安もありますが、楽しみの方が大きいと感じています。

農業ってこんなところが面白い

クリエイターのような仕事であり、子ども中心にも働ける魅力

「農業は、すぐに結果が出ない一面もありますが、自分の発想をすぐにカタチにできる一面もあると思います。トマトのパッケージを考えて、翌日には、直売所の棚に並んでいることも。クリエイターのような一面もあり、とてもやりがいがあって楽しいです。

また、子育て中の私にとって、親が仕事をしている姿を子どもに見せることができ、子どもを中心にした生活ができるのも魅力のひとつです。

将来の夢、目標

お客様、家族、パートさんなど、みんなが喜んでくれる環境を造りたい

絹島グラベルのトマトを購入してくださった方が、トマトを食べて笑顔になったり、食卓を囲む一つのエッセンスになるようなそんなトマトを作ることが夢です。

また、家族が健康で心穏やかに過ごすことを大切に思っています。それは、自分たちだけではなく、農園に来てくれているパートさんやそのご家族も同じです。現在、小さいお子さんをお持ちのお母さんを中心にパートに来てもらっています。お母さんが安心して働ける職場環境を作ることが目標です。

 

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