畜産

宇都宮市

本多 幸子さん

米・畜産農家

地域を第一に、
人と人をつなぐ役目を果たしたい

稲作、畜産、直売所から加工品まで手掛ける

宇都宮下横田町で水稲 2.5ha を作るほかに、黒毛和牛を10頭肥育している兼業農家です。平日は、ゆうがおパークの加工責任者として仕事に出ており、土日は夫婦で農作業。牛の世話は仕事に出かける前後に。二人の娘は独立し、今まさに、後継者問題に直面しています。

JA 女性会に入り活動し始めた 2003 年、グリーンパーク茂原で、仲間と野菜の直売所を出すことになりました。私は得意な料理の腕を生かしてお菓子を作ろうと、自宅の敷地内に加工所を開設。菓子加工の許可を取得して、赤飯や餅、マフィン、パウンドケーキなどを作り、販売しました。秋には栗や銀杏を入れたおこわも。10 年間でしたが、お客様にはとても喜んでもらえましたし、女性起業の一翼を担った自負もあります。

ゆうがおパークで加工品づくりに携わる

2017 年下野市石橋地区に「ゆうがおパーク」がオープンすることになり、これまでの実績を買われ、店内加工所で加工を担うことに。国道 352 線沿い、姿川のほとりに広大な敷地を持つ施設で、レンタサイクル、ドックランを併設。野菜をはじめとする地場食材や加工品の製造販売、フードコーナーのほか、BBQコーナーも。地域資源を活かした都市と農村の交流拠点になっています。

オープンの 1 か月前から試作を重ね、総菜や味噌、漬物、お菓子類など、幅広いラインナップを準備。お客さまはカップルや親子連れが中心。納涼祭りや餃子祭りなど、さまざまなイベントが開かれ、11 月にはかんぴょうを入れた芋汁を提供するなど、地域から親しまれるものを積極的に利用し、2 人いる責任者のうちの 1 人として、やりがいを持って働いています。

広大な敷地が広がる「ゆうがおパーク」

試作を重ねた加工食品は大好評に

いろいろな役職を引き受け地域に貢献

2001 年に栃木県女性農業士に認定されてからは、農業委員を3期、宇都宮市農業公社評議員を 1 期など、様々な役職を経験させていただきました。

現在は、JAうつのみやの理事に就任し、新たな役割を担うことになりました。

これ以外にも、地域の民生委員を引き受けたときは、地域の困っている方を訪問して、お話を伺う貴重な経験もし、これも社会の裏側を垣間見ることができて、とても勉強になりました。現在は、JA 雀宮支所を利用したこども食堂の調理ボランティアに参加。食事を提供するのは毎月 2 回で、常時 30 人の子どもたちが通ってきます。これまで眠っていた自宅の加工所も、子どもたちのために大活躍です。

「農業委員やJA 理事など方針決定の場となる役職は、オファーされたら引き受ける」が女性農業士のモットー。最初は戸惑うことも多かったですが、困難も仲間と乗り越え、成長できました。今後は若手農業者の育成や消費者との橋渡しなど、地域に貢献していきたいと思っています。

自宅に設置した加工所ではお菓子の製造も

後継者問題に直面しつつ黒毛和牛の生産も

TOP
TOP